観光DX
ソリューション

当社の観光地情報は、四季それぞれで異なる日本独特の魅力が十分に伝わるよう、美麗な画像を数多く設定しています。
現在、全国7,000以上の観光地情報を保有しており、APIやその他貴社のご要望に応じた方法でご利用をいただくことができます。
また、旅行検討者の利便性向上のため、観光地コンテンツの機能開発には特に注力して取り組んでおり、コンテンツにさまざまな仕掛けを施しています。

これまでの観光分野のデータは、スマホやアプリの位置情報を元にした人流データを利用したものが主流で、データの表現の仕方は様々ですが「有名観光地がある場所に多く集まっている」「大都市がある東側から多くが流れてきている」のように、すでに地域の担当者が肌感覚として持ち合わせている事実の追認にしかならないことが多いのが実態です。
当社では「課題が分かり、次のto doを具体的にイメージできるデータ」こそが価値あるものと定義し、外部への旅行計画作成機能の提供と自社サービスへの実装を通して、様々なデータを収集しています。例えばある地域の宿泊者を増やすという命題がある場合、その地域の宿泊者に共通する要素を可視化し、その要素の再現によって宿泊者増を目指すための戦略立案に活用いただくなど、実行に移しやすく示唆に富むデータをご提供致します。

サービス利用者への個別ヒアリング機能を通して、旅行者の行動背景を探ることができます。 具体的には、当社が捕捉している旅行計画データをもとに「なぜその県を選んだのか」「なぜその観光地に行こうと思ったのか」というヒアリングによって選択の背景理由を明らかにし、より精緻な実態把握とロジカルな戦略立案を可能にします。
また、当社が保有する旅行計画の作成プロセス情報との掛け合わせによって、「なぜその県を選ばなかったのか」というこれまで捕捉することが難しかった「非選択・非来訪理由の可視化」をも明らかにすることができるので、本質的な課題の把握と将来に向けた取りこぼしの防止といった新しい切り口の観光戦略の立案をご支援致します。

私たちは「知名度が低くても、その人に本当に合う観光地を知ってもらう」ことに最大限の力を注いで活動をしています。この実現のためにアルゴリズムを活用したレコメンドシステムを実装し、観光地情報に設定された５０項目のタグや観光地説明文の言語解析によるキーワード抽出によってユーザーの潜在的な趣味嗜好を洞察し、思いがけない観光地との出会いを創出します。
また、定番の観光地以外の魅力を知ってもらうことは立ち寄る観光地の数や地域での滞在時間の増加につながり、ひいては地域に落ちるカネを最大化するという地方創生が本来最も重視するべきことに貢献できると考えています。

訪日外国人の多くは事前に大枠の旅行計画を作ってくるため、どのタイミングで観光資源やサービスを訴求するかは極めて重要な問題です。
当社は、訪日外国人に向けた旅行計画作成サービスの試行運用を通して、旅行プロセスの最上流行程にあたる「旅マエ」での露出と行動変容を検証しています。「訪日旅行予定者」かつ「具体的な計画はこれから」の人々の意思決定プロセスで接点を持つことで、これまでは認知度が低く行き先候補として想起されるチャンスが少なかった地域であっても、立ち寄り先候補のひとつに挙がることを目指した「攻めの露出」を行うことができます。また、自治体やDMOだけではなく、流通・小売・飲食・鉄道・体験コンテンツなど訪日旅行者の需要取り込みを目指すあらゆる事業者にとって効果的な露出チャネルとして機能します。